土踏まずにはクッションの役割と、姿勢を最適に保つためにバランスをとるセンサーの役割があります。
土踏まずの無いサルやオラウータンもたまに2本足で歩きますが、それは腰を落としたり膝を曲げて体のバランスをとっているからであって、人間のように、スッと立って歩くことはできません。
ちなみに2本足で歩くことのできない赤ちゃんには土踏まずがありません。
土踏まずが人間にしかないことを知っていすか?
土踏まずは片足に3つあるってことも知っていますか?
土踏まずはとても複雑な動きをしており、キチンと機能しないと、
しっかり地面を蹴って歩くことがむずかしくなるのです。
私たちは、日々の生活において「立つ・歩く・走る・・・」等、さまざまな動きを無意識にしています。
普段、何気なく歩いている状態でも、私たちの足には体重の約2割増の重さがかかってきています。
例えば、体重65kgの人であれば、一歩あるくごとに約80kgの重さが足にかかっています。
私たちは特別に運動することもなく、普通に生活しているだけで1日約7500歩あるいていると言われています。
ということは、単純計算で1日に600トン近い、とてつもない衝撃が足にかかっていることになります。
さらに、アスファルト等の固い地面を歩いたり走ったりした場合などは、その1歩で体重の約5~7倍(体重65kgの人で、300kg~450kg)の重さが足にはかかっていると言われています。
このように、足(主に足の裏)には常に大きな衝撃がかかっているのです。
恐ろしいことに、その衝撃は頭部にまで抜けているのです。
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