東洋と西洋と便秘に対する対処の違いがあるというのです。
西洋では病名に対して、
処方(薬)する。
東洋では
個人の体質(証)をもとに、
症状の悩みを解決する。
つまり、
便秘という病名は同じでも、
思考や体質が違えば
処方される対処法も違ってきます。
そして、
対処に取り入れたほうが良い食材や
実践方法も違ってくるのです。
便秘に良いと言われる食材も、
体質によっては
効果を発揮しないこともありえるのです。
まして、
TV番組や雑誌などの情報を
そのまま鵜呑みにして
取り入れているだけでは、
改善しないこともあり、
悪化する場合もあるのです。
まずは便秘の症状によって、
大きく2つのタイプにわけられると思います。
1つは、身体の中に余分なものが
溜まりすぎてしまうという実証タイプです。
症状としてあらわれてくる、
体内に熱がこもる、
便が乾燥してしまい硬くなる、
心身のストレスなどで、胃腸の動きが悪くなり、スムーズな便通が難しくなる、
体質をチェックしてみます。
筋肉質。
声が大きい。
顔つやが良い。
食事は早く、大食い。
暑がり。
冷たい飲み物を好む。
目は充血しやすく、鋭い眼光。
髪や眉毛が太いなどです。
もう1つには、
身体に必要なものが足りていない
虚証タイプなのです。
症状としては、
体内の気(バイタル・エネルギー)が足りず、便を送り出す力がない。
気・血の不足により、腸内の潤いが不足し便が乾燥する。
体質チェックしてみます。
痩せ型or水太り。
顔色は青白い。
声が小さい。
食は細く、ゆっくり食べる。
寒がり、冷え性。
温かい飲み物を好む。
脈は細々しく、低血圧。
目の周りにむくみや細いしわ、クマができやすい。
髪の毛や眉毛、生え際に産毛が多い、毛量は少ないなどです。
とくに実証タイプの人は、
パワーがありハキハキとしていたりするので、
健康体に見られがちです。
西洋医学では
なかなか病気として捉えられることが少なく、
治療をしたり、
養生する必要があるのかと思われたりします。
しかし、
ありあまる元気は、
時としてはさまざまな症状を引き起こすことになるので注意が必要です。
まずはチェック点が多くつく体質が、
現在の自分の体質として考えてみてください。
消化に関係していますので、
改善し
コロナに対抗していきましょう。
実証、虚証は全ての項目が当てはまるとは限らないのです。
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