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皮膚のはたらき・生理機能を知ることはコロナ対策にもなります。
外からのいろいろな刺激に対して、
からだを守ります。
物理的、化学的刺激には皮脂、角層、色素細胞が、
炎症反応や免疫反応にはランゲルハンス細胞や表皮細胞が
役目を果たしているのです。
からだの温度を一定に保つことを、
皮膚の血管が、
夏はこれがひろがり、
冬には収縮し、
発汗をつかさどります。
冬、寒い風に当たると
鳥肌が立つのも、
皮膚の面積をちぢめて、
表面から熱が発散されるのを防ぐためです。
分泌排泄作用として、
汗、
皮脂を皮膚の表面に分泌します。
また、
表面から角質がはがれていきます。
知覚作用には
温覚、
冷覚、
痛覚、
圧覚、
触覚の5つがあります。
皮膚感覚の特徴に痒みがあります。
おおまかには、
痒みは痛覚の弱いものです。
弱い呼吸作用があります。
弱い吸収作用があります。
外から入ってくるものに対し
免疫反応を起こします。
有害なものからからだを守る作用があり、
このため、
予防注射として皮内注射がおこなわれます。
ビタミンD形成作用があります。
皮膚が日光に当たると、
そこでビタミンDがつくられ、
体内に吸収されます。
これは骨の発育に大切なもので、
不足すると
“くる病”が起こります。
体表で行う呼吸を
外呼吸いいます。
もともと
体表面は酸素を通過させることができ,
進化の結果として,
体表の一部が外方へ突き出て拡大されたり:鰓、
内方へ折込んで空所になったり:鰾や肺
として呼吸器官が形成されています。
ミミズやひるなど,
このような特別の呼吸器官をもたない動物では
皮膚呼吸にたよることになります。
呼吸器官をもったものでも,
皮膚呼吸をする動物は多い。
したがって,
皮膚呼吸量は
進化の度合いに応じて減少しています。
たとえば
人間の場合は,
平均して総呼吸量の 0.5~0.6%程度の皮膚呼吸を
営んでいるとされているが,
カエルは
全呼吸量の 30~50%です。
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