ワクチン接種で取り沙汰されているアナフィラキシーショックとは・・。
症例数が多いのが食物によるアナフィラキシーです。
症状が一度治まった数時間後に再発することもあるため、
速やかに救急車で医療機関へ行くことが大切ということです。
卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツ、エビ、カニなどの食物アレルギー、
ハチ、アリ、ムカデによる虫刺され、
抗生物質や解熱剤、
造影剤などの薬物投与、
天然ゴム手袋などのラテックスの使用
などが知られています。
食物アレルギーによる
ラテックス‐フルーツ症候群とも呼ばれています。
全身に発疹が出るなどの皮膚症状、
唇や舌が腫れる粘膜症状のいずれかが表れ、
なおかつ呼吸困難、
気道狭窄、
喘鳴、
低酸素血症などの呼吸器症状か血圧低下、
意識障害などの循環器症状が見られます。
アレルゲンにさらされた後、
数分から数時間以内に急速にこれらの症状が表れるのが特徴で、
腹痛、
嘔吐などの消化器症状を伴うこともあるようです。
また皮膚症状を伴わなくとも、
アレルゲンにさらされた直後に
平常時血圧の70%未満まで急速に血圧が低下することも。
気道狭窄や不整脈、
動悸や失神などのショック症状によって、
場合によっては死に至る危険性が言われています。
アナフィラキシーと判断される3つの要件とは・・・。
1つ目は、
発疹などの皮膚症状か
唇の腫れなどの粘膜症状のいずれかがあり、
急速に呼吸困難などの呼吸器症状や
血圧低下、
意識障害が見られる場合です。
2つ目は、
アレルゲンとなり得るものを摂取または接触した後、
数分から数時間以内に
皮膚・粘膜症状、
呼吸器症状、
循環器症状、
消化器症状のうち
2つ以上が確認される場合です。
そして3つ目は、
アレルゲンにさらされた直後に
平常時血圧の70%未満を基準とする
急速な血圧低下がみられた場合です。
初めてのアナフィラキシーに、
自覚症状を訴えるのが難しい幼児であったりする場合は、
診断が困難なことがあるようで要注意と言うことです。
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