櫛やブラシを使うのは、対人関係を上手にするおまじない！？
出勤の前にほれ薬を使うのでなく、
人間関係を良好にする“オレンジ”や
邪気を祓う“ユーカリ”などの精油を櫛やブラシに１，２滴つけて、
髪の毛をとかす。
実は、“くし”って魔法の道具なのかもしれませんよ。
“古事記”にイザナギは、
妻のイザナミが差し向けた追っ手から逃げるために、
くしの歯を後ろに投げ捨てたところ、
たけのこに変わって難を逃れた。
同じく“古事記”には
大蛇を退治しに出向くスサノオは、
クシナダヒメをくしに変えて
自分の髪に挿したと記述がありました。
“くし”の語源は、
神社で唱える呪文のひとつ
“奇魂（くしみたま）：奇跡や知恵を与えてくれる魂”
から来たという説もあります。
また、
“くし”は、
魂の宿る頭の飾りにしたものであることから、
旅立つ人に恋する自分の分神として手渡しするくらい
想いが入っているものです。
くしを自分の味方や分神だと思うと、
より丁寧に扱うことが大切になってきますよね。
コロナの長いトンネルの中、
そう、物を大切にすることで、
あなたも大切にされること、
もしかしたら、
あなたが人のことをアレコレ言っているくせに、
自分の頭髪をボサボサにしているかもしれませんよね。
髪は“神”に通じ、
髪の毛がからんでいると
人間関係も同じように絡んでないの？
と言っているかもしれません。
さきに、
風になびくキラキラの美髪美人からはじめましょう。
髪に潤いがあると
心にも余裕が生まれて、
他人にも自分にも、
優しくなれるというわけなのですよね。
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