髪にまつわる迷信や噂は本当なの!?
“ワカメは黒髪にいい”
“ハゲは遺伝する”など、
髪にまつわる眉唾ものの迷信や噂は
数多くあるようです。
それだけ多くの人が、
髪のことを気にしているということなのでしょう・・?
◎ワカメやコンブ、ひじきなど、昔から海藻類は黒髪にいい・・!?
細ながーく、緑褐色や黒色が多いから昔から“黒髪”を連想させよいと言われています。もし、それらを食べてフサフサでツヤツヤの黒髪になるのであれば、白人も黒髪になるはずです。特定の食べ物が毛の色合いに関与するかのような諸説は、医学的根拠はまったくないようです。
ですが“髪によい”ということでは、海藻類にはビタミンや亜鉛などのミネラルが比較的多く含まれているので、髪の成長や健康を助ける要素はもっているのです。
◎白髪を抜くと白髪が増える・・・!?
白髪を抜けば当然、白髪は減りますが、その抜く行為が白髪を増やすということではありません。白髪は、毛根(毛包)にある毛母メラノサイトの機能低下や消失によりメラニン色素を含まないもの。毛根の毛隆起に存在する、メラノサイト幹細胞の消失によることで証明されています。加齢とともにメラノサイト幹細胞が消失して、白髪が増えていく傾向のようです。白髪を抜くと、毛根にダメージを与えるので、抜くのではなく、切ったほうがいいのです。
◎頭皮マッサージは育毛にいいの・・・!?
皮膚に慢性的な摩擦などの刺激を与えると、体毛が部分的に濃くなることは知られています。しかし、頭皮のマッサージや叩くことが髪の軟毛化を防止し、男性型脱毛症(AGA)を予防するという証明はまだハッキリしていないのです。マッサージなどにより頭皮の血行が促進されることは証明されているのですが、育毛との関連性は未解決です。
◎ストレスで白髪になる・・・!?
円形脱毛症の症例の2割程度は、なんらかの精神的ストレスで脱毛が起こることが知られていますが、白髪とストレスの関連性は今のところ証明されていないのです。ただし円形脱毛症では、白色毛よりも黒色毛の成長期毛根が影響を受けやすい病態のようで、もともと白髪が多いグレータイプの毛髪では、黒色毛が抜け落ちると白髪化したように見えることがあるのです。白髪は加齢とともに増加し、社会的立場から精神的、肉体的ストレスが大きいので、白髪をストレスと言われる由縁です。
◎髪を洗いすぎると禿げる・・!?
洗髪を頻繁にし過ぎれば髪は傷みますが、脱毛とはまったく関係ないのです。ただ髪をいたわるなら1日1回のシャンプーで十分ですが、時と場合によっては洗髪を・・。洗髪のし過ぎは、頭皮の乾燥や皮膚常在菌の損失などを招きます。頭を洗うときは、爪を当てずに指の先端の腹で優しく洗うことです。爪で頭皮を傷つけてしまうと、表皮細胞が修復しようと分裂・増殖し、これがフケとなってしまうのです。整髪料などはシャンプーでしっかりと落とす、すすぎはしっかり行うことが大切です。
“ハゲは遺伝する”とも言われています。ご両親の遺伝分子を1/2ずつ引き継ぐのですから、新しくつくられた遺伝子は自身の成長により作られていくのです。
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