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毎日のチョットしたことが勝負・・・。

 

1)すべりを良くして、髪にかかる力を弱くする。

きしんだり引っかかったりするのは、

キューティクルが傷ついているサインです。

髪の表面をなめらかな状態にすると、

髪の表面がこすれる力が弱まり、

キューティクルが削れたりはがれたりする傷みを軽減できます。

また、

毛流れを整えやすくなるので、

とかす回数を減らすこと。

指通り良く絡まらない状態にするには、

空洞を補修するなど内部のケアが必要な場合もあります。

いずれにしても、

指通り良く絡まないことは

ヘアケア製品を選ぶ指標とするのも良いでしょう。

  特に濡れている時は髪が柔らかくなっていて傷みやすいため、

洗髪時から髪が乾くまでに使う製品は、

髪のきしみや絡まりがなくなめらかであることが大切です。

  乾かしている際にきしみや絡まりがあるようなら、

洗い流さないトリートメントやスタイリング剤などを

薄く塗布して、なめらかさを確保します。

  パーマやヘアカラー施術後、施術前と

同じ製品を使ってなめらかにならない場合は、

トリートメント頻度を高くしたり、

ヘアケア製品を選び直したりしましょう。

なめらかにしてキューティクルを守ることで、

洗髪時の

タンパク質や脂質の流出を抑え傷みの進行を抑えることができます。

 

2)とかし方で傷みは軽減できる。

* 髪の傷みを抑えるには、とかす回数は少ない方がいい。   

キューティクルは、

表面がこすれて削れたりはがれたりします。

キューティクルを守るためには、

梳く、指を通すことをなるべく少なくすることが有効です。

特に濡れているときには、最小限にする意識が必要です。

* 無理にとかすと、枝毛や切れ毛の原因に。    

絡まりをほどく目的で髪をとく際に、

手やクシ・ブラシで根元から毛先まで一気に通すと、

毛先の手前で大きな力が掛かります。

絡まりやすくなっていると、

とても大きな力が掛かって、

キューティクルだけでなく、

コルテックスも傷むことがあります。

これが毎日積み重なって、

キューティクルがはがれ、

コルテックスが裂けたり切れたりして、

枝毛や切れ毛になるのです。

     きしんだり絡まったりしたら、毛先からていねいにほどく。

髪をとかす際に、

引っかかったら、

そのまま通しきらずに、

いったん抜いて、

毛先から少しずつ順にやさしくもつれをとくと、

大きな力がかかりません。

ほどけにくい時は、

洗い流さないトリートメントやウォーター系のスタイリング剤で

表面をなめらかにしてから行ないましょう。

 

  髪に指を通したり、絡まりをほどくしぐさも我慢です。   

特に髪が長い人によく見かけられます。

絡まりが気になるからだけでなく、

くせになっている場合もありますね。

美しい髪を保つためにはこれも最低限に。

 

3)濡れている、湿っている髪はていねいに扱う。   

髪が濡れているときは、

目の粗いくしやブラシで、

ラフに流れを整える程度に。

濡れている髪は

柔らかくなっていてとても傷みやすいので、

目の細かい櫛やブラシを通すのは禁物です。

 

  ブロー時のブラシは、乾き際に。   

濡れているときに

ブラシを繰り返し通しながらブローしても、

キューティクルを傷めているだけで形は決まりません。

髪の形は乾いたときに決まりますから、

ブラシは乾き際に、

髪をばらつかせないように

毛流れをそろえた状態で、

乾かすために使います。

 

  適度なテンションとは?   

テンションをかけてストレートにブローするといいますが、

この時のテンションは、

毛流れをそろえるためにうねりやねじれを伸ばす程度のものです。

それには、

ブラシを回転させるようにして毛流れを揃えていて、

髪を強く引っ張らず、

無理な力を掛けません。

強く引っ張りすぎると、

こすれてキューティクルが傷ついたり、

髪が伸びきって元に戻らなかったり縮れたりして傷みます。

ブロー用で底面がゴム製のブラシは

毛髪がばらばらにならないように捕まえやすく、

獣毛ブラシはその密な毛先で

毛流れをより細かく揃えられるように設計されています。

ブラシの歯やゴム状の底面を利用して

髪の流れをそろえているのです。